「モノ」の価値から「コト」の価値の時代と言われて久しい。
経済を中心として成り立ってきた世界経済は、新しい情報時代での新しい経済システムを見いだせないでいる。
「コト」の価値の時代って本当にあるんだろうか?
そんな疑問を抱きながら、人類歴史を見てみよう。
当たり前の歴史の変化だが、ちょっと視点を変えてみると、違った歴史が見えてくる。
小さな単位で始まった人類が、大きな組織へと成長していった。
同時に、その時代ごとに価値基準が変化していることに気がつく。
生き残ることに必死だった時代から、有嘉かな豊かな暮らしを守ることに努力した時代。
そして、生き方そのものが大切な時代。
それぞれの、時代変化はひとつの発明によってなされている。
この歴史の流れを見たときに、人類が質の高い生き方に向かって進んでいることが伺える。
こうして見たとき、21世紀に見えるものは正しく「コト」時代であると見ることができる。
いまの時代変化は、新しい時代に変わるための変化の時代なのであろう。
なんとなく21世紀が見えてきたようなきがする。